パーマカルチャー関西
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理を解して生き続けること
理を解して生き続けること

今、私たちは歴史上の大きな転換点に立っています。
これまで、私たちの求める「幸福」を実現してくれるために働いていると信じていた
社会的、経済的、そして政治的なシステムが、
実は本当に僅かな一握りの人間の利益を拡大するためにだけ動いていたと言うこと、
そして、その一握りの「権力者達」は
被権力者の健康や生活といった「幸福」の基礎になることすら
自分たちの利益のためにはないがしろにして、
決して考慮も反省することもないということが明らかになっています。
福島の原発事故後の官僚や大企業とそれらに牛耳られているマスコミ達の対応、
そして今も続く、子供をはじめとした弱者達の被曝は、その現実を象徴的に表しています。
また、現在世界各地で進行しているOCCUPYの運動も、
この現実に気づいた人々が、現状に反対し、
新しいより多くの人々が幸福になることが出来る
社会づくりを始めたことを意味しています。

だからこそ、今、そして未来に向けて
何をしていくべきであるかが問われているのだと思います。
反対すべき事には反対の声を上げること、そして、現在の政治的、社会的な枠組みの中で、
出来る事をしていくこと、日々の生活の中で様々なよりよい選択を
行って行くことも大切なことです。
そして、それと同じように大切なのが「理」を解し、
それに基づいて生き続けることではないかと思います。

「理」とは自然の理に他なりません。
自然は38億年という膨大な時間において数限りなく行われてきた生命と
地球あるいは生命同士の交流に生じた
様々な試行錯誤の繰り返しにより創りだされたものです。
そこには未だ人智の及ばない深く複雑な「つくり」と「意味」が存在し、
それらが私たちが「理」と呼ぶものを為しています。
人間に与えられた「理性」とは、この理を解し、その「理解」に基づき、
現在と未来において、より豊かな生命が生きる場と
人間の「幸福」な生活を築いていく能力だと考えて間違いはないのではないかと思います。
そして私たちがその能力を十分に発揮するとき、生命の宇宙的な意味であり、
役割である「永続」が現れてくるのではないかとも思います。

永続とは、「変わらず在る」ことではなく、「より良く在る」ことではないかと思います。
時間という大きなエネルギーの中ではあらゆるものが形を変え、
ものにおいては崩壊が、生物については死が訪れます。
しかし、それらが、より豊かないのちとそのいのちがもたらす創造に繋がるときに
永続は「より良く在ること」の具体的な表現として姿を現すのではないかと思います。

パーマカルチャーとはオーストラリアにおいて
ビル・モリソンとデヴィッド・ホルムグレンが提唱した「理解」にいたる一つの道筋です。
勿論彼らが示した理解とは自然の理のほんの一部に触れたものに過ぎません。
しかし、それは、人間の文化の本質が「自然の理を解しそれを生きる事」にあることを
総体的且つ具体的に示しており、後に続くものにとっての明確な道しるべとなっています。

自然の理解を「科学」という一つの手法や、
ごく限られた視野しかもたない専門家に任すのではなく、
また、その理解と生活を分離するのでもなく、
人間一人一人が自然と向き合い、その経験と、他の人々の経験と思索から学んで、
理を解し、また他の人と共有していくことで文化の生成と発展に参加していくことが
これからの時代を創る基盤になることは疑いのないことと思われます。

自然の理を解し、それに基づいて新しい文化と社会を築いていくことに
参加する仲間になっていただければと思います。
                   パーマカルチャー・センター・ジャパン 設楽清和
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by percul_kansai | 2011-11-25 22:10